幻の憲法

守り伝えるべきもの

守り伝えるべきもの  

平成17年12月22日から23日にかけて、新潟で
大停電がありました。



最大で約65万戸が31時間に及ぶ電気のない生
活を余儀なくされました。



近代都市のもろさを露呈したこの停電の原因
は、短時間に10本の送電線で暴風雪により絶
縁不良やショート(短絡)が起きたためです。








信号機が止まったため、街角にはおまわりさ
んが手信号で車を誘導しました。

電車もフェリーも止まりました。

家庭では、ストーブやボイラーが使えなく
なって、寒さに打ち震えてすごしました。

マンションなどでは水も止まって、トイレが
使えなくなりました。

もちろんオートロックもエレベーターもだめ。

会社も官公庁も仕事はストップ。

小中高校も大学も授業は中止。



あらゆる活動が止まった中で、スーパー、コ
ンビニは店を開けたのです。


お客様は、懐中電灯でほしい商品を探し、店員は
レジスターが使えないため、懐中電灯の明かりを
頼りに電卓を打ってお金をもらっていました。

その間お客様は真っ暗な中で商品を抱えてじっと
待っていましたよ。





よその国でしたら略奪が起きるでしょう。
それを恐れた商店はシャッターを下ろすでしょう。
それでもシャッターを打ち破ろうとする人がい
るでしょう。

それが世界の常識です。


真っ暗な中でお金を払うため待っているなんて、
世界の非常識です。



私はこの話を聞いたとき、涙が出ました。
(私も並んだ一人ですが・・・)

この非常識こそ、日本が護り伝えなければなら
ない『文化・伝統』ではないでしょうか。



茶道も大切です。華道も、相撲も、能、狂言も、
琴や三味線も、神社仏閣などの文化遺産も、祭り
などの伝統行事も・・・、護り伝えなければなら
ない『文化・伝統』は、挙げていけば山ほどあり
ます。


しかし、『最後の最後にひとつだけ残すとすれば何か』
と問われれば、

『暗闇で商品を抱えて、お金を払う順番を待つ心』
なのではないでしょうか。


世界の非常識国家日本に栄光あれ。





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